『すぐそこにある希望』




    桝添君が厚顔無恥と破廉恥の権化と化して、ああいう生き方もあるのだろう。
    すでに週刊誌ネタではないが、母親の介護のことまで掘り起こされている。
    道民には関係ないやと、仙人と化し、夢の世界を彷徨う。



『すぐそこにある希望』 村上龍/KKベストセラーズ(2007年7月7日 初版第1刷発行)
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p72-73
 奇妙なことに、「反省すべきは反省しなければならないと思っています」という弁明には主語がない。いったい誰が反省するのかはっきりしない。反省するのは誰ですか、と大手既成メディアの記者たちは絶対にそういう質問をしない。「わたしは反省しています」という表現と「反省すべきは反省しなければならないと思っています」が違う。後者は主体を曖昧にすることで「反省すべき主体は誰なのか」はもちろん、反省すべき主体はそもそもどんな間違いを犯したのか、それは法に違反したのかそれともモラルに抵触したのか、もし間違いがあったらどうしてそれが起こったのか、というような疑問も曖昧にしてしまう。

 あなたは間違ったのかそれとも間違ってはいないのか、という基本的な質問ができないのはなぜなのか、いまだわたしにはわからない。推測されるのは、そうやって主体を明確にすることがこれまでの日本社会で必要とされてこなかったということだ。決定権とセットになった責任の所在が明らかにされないこととリンクしている気がする。その問題に関して決定権がある人物が責任を取るわけだが、政界にしても、そしてたとえば大手既成メディアで番組を作っているような人たちでも、決定権とセットになった責任をはっきりさせてから仕事を開始するというような考え方がいまだに希薄だ。

 だが決定権を持っていたのは誰かという問いを立てなければ、責任の所在は明らかにならない。





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干し葡萄が大の苦手で、食べられません。だから、六花亭のマルセイバターサンドが食べられずにいました。よく、ご挨拶で頂くのですが、いちど囓ってそれ以降、食べたことがありません。受け取ることが多いのですが、食べられないので損した気分になります。それが、2月に、マルセイバターケーキが発売され、レーズンが入っていないスポンジケーキです。 これなら、貰いますよ私、バター風味たっぷりの、0.1t への道。


ファイト!

この記事へのコメント

  • aru

    おはようございます。
    letaoの「ドゥーブルフロマージュ」は如何ですか。
    うちは皆、大好きです。
    2016年06月10日 06:48
  • isoshijimi

    バターたっぷり、カロリーもたっぷりですね。

    西の田舎のほうとはいえ、当方東京都在住でございます。
    稼ぎが少ないとはいえ、そこから税金も払っております。
    私たちにはひとごとにはできません・・・(T_T)
    2016年06月10日 06:55
  • hatumi30331

    私も、干しぶどうが苦手。
    なるべくなら・・・ないモノを選んでます。へへ
    2016年06月10日 08:06
  • JUNKO

    あら、tommyさんにもアキレス腱があったのですね。それが干しブドウとはなぜか可愛いですね。
    2016年06月10日 11:32
  • 裏・市長

    学校給食のカレーに干しブドウを
    入れ始めた責任者を探し出して、
    謝罪させるべきだと思う。

    世の中、許せる事と許せない事がある。
    2016年06月10日 12:44
  • らる

    私も昔は干しブドウが苦手でした.
    今でも軟らかめのものは若干苦手です(^^;
    ワインと一緒につまむようになってからか?
    ラム酒漬けのものを美味しいと思うようになってからか?
    最近はなんとなく克服できた気がしてます(^^
    あ,↑ カレーには入れないでほしいです~~(ToT)
    2016年06月10日 14:52
  • あるいる

    大阪市民にも関係ないやんかと、連日の舛添報道に辟易し、こんなおっさんは都民に任せておこうと決めたつもりでしたが、そうもいかないようです。
    東京都は日本の首都だけれど、東京都という地方自治体でもあり、そこには国庫から多額の補助金や助成金が投入されていて、そこにはかすかながらも僕の払った税金が含まれているのでした。
    つい、うっかりです。
    知らんぷりできません、えらいこっちゃ、こりゃ。
    日本人の得意技「腹芸」でコトを治めていた時代は終わり、国民への説明責任という名前の言い逃れを聞かされ続けるハメになりました。
    あ~しんど、です。
    干しぶどう入りのぶどうパン。
    ごくたまに給食にふつうのコッペパンにかわって登場するコトがありました。
    すこしだけ嬉しかったと思い出しました。
    今も単純ですが、こども時代から単純だったようです。
    まったく関係ありませんが、吉本新喜劇の桑原和男さん。
    今ではすっかりおばあさん役になってしまいましたが、彼のギャグのひとつにこんなのがあります。
    来ている洋服の前をはだけ胸につけたびろ~んと30センチほどに長く垂れ下がった布製の萎びた乳房を手でくるくる回す。
    困ったときにこれで誤魔化すという他愛のない下品なギャグですが、どうもその乳首が干しぶどうに見えたりして。
    舛添都知事の前でぐるぐる回してあげればいいかもしれませんよ、桑原さん。
    ナニ考えてるんでしょうかね、僕。
    2016年06月10日 16:10
  • Lonesome社っ長ょぉ〜

    そろそろきちんと決着をつけないと今後の都政運営にかなり悪影響が
    出てしまうこと確実ですから、最後ぐらいは潔くやってもらいたいものです
    金額や期間もちゃんと決められない給料減額を申し出るよりも、諸悪の
    根源の財源受け取りを在任期間中辞退した方がよっぽどけじめがつく
    のではないでしょうか。
    若い頃食べれなかったもので晩年口へ運んでいるものの中に干し葡萄
    があります。バターサンド系には必ずといっていいほど入ってますしね。
    あるいるさんの桑原和男ネタのせいで食べれなかったわけではありませ
    が、きっとグリーンピースと同じレベルだと思います。
    2016年06月10日 22:37

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