出会いは時代に合わせて


朝のテレビ小説の影響で、結婚に行きつく出会いの話になった。
昔はと、昭和の半ばまでの話をすると、見合い結婚が多かったように思う。
両親もそうしたプロセスで、理解できなかった気がする。

下調べをした仲人めいた人が仲介役を買って出て、写真交換から。
そして出会いの儀式があって、あとは若いもんでと2人にされる。
お付き合いを重ねたり、政略的に一気にとか、結婚へと落ち着く。

見合いに自主性が出れば、我々の時代の合コンなのかもしれない。
オレたち合コンで出会って、とは言いにくい時期があった。
これは集団見合いみたいなもの、なのかもしれない。

今は、マッチングアプリとか言って、スマホで出会うのだろうか。
危ないんとちゃうか、とか親は思うのだが。
先行く世代には、もう取り残されてしまったようにも思う。




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出会いの話をしていて、そうだったのかと、驚いたことがある。
妻は女子高出身で、よく、お声がけがあったようだけど、全てお断り。
女子高から大学とご学友のトコちゃんと、妻は話し合ったそうだ。

そろそろ断ってばかりじゃなく、次に声をかけてきた人とまず付き合ってみよう。
そんないきさつも知らず、調子こいて、年上の男の子は、乙女の妻に声をかけた。
嫁さんめっけと鐘が鳴り響き、猛烈アタック。


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神宮外苑は木々の間隔が狭いので、先を円錐型に剪定して横に広がらないようにしている。
環境が整えられて、あるように育つという人工的な自然。
まあ、自分たちの出会いも、運命の糸か偶然か不明だが、相手にも事情があったのだった。

見合い、合コン、アプリ、どんな形で出会っても、「この人」の電撃はあるのだと思う。
ただしそれは、たくさんの偶然が重なってほとんど奇跡のような出会い。
それをモノにする運と、ひらめきと、ガッツが自分にはあったんだなと、笑う。




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皆既月食の日は雲が出てきてしまって、消えた瞬間を写せなかった。
全体的にボンヤリした月しか写せなかった。
しかし昨夜は、空が澄んでいて、名もない月だけど誘われるように写した。

影の部分と、クレーターのイボイボがよく見えた。
星の撮影はしたことがないのだけど、時間があればやろうかなと思った。
月を写していたら、動いて行くのが分かるので、そういう軌跡が写せたらと。




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月末から次女が引っ越して来るので、妻の実家、1階の3部屋を片付けている。
6DKの2階建てで、2階にもトイレがあるのが良い。
義母様の居住空間は2階の3部屋、下の階を誰かに貸せたら良いのだけど。

1階には以前、長女が大学時代の3年半、次女も2年余り住んでいた。
大型ごみ、不燃ごみ、燃えるゴミと大量に廃棄し、最近は拭き掃除に専念。
住むにあたっては不自由はないようにしておく。

親としてこうして思うこと。
自分が持つものをどうしたいのかちゃんと話し合って、可能な限り整理処分する。
でないと、介護に時間を捧げ、後片付けでも大変になる。


照ノ富士は強いなぁ、横綱の風格が出てきた。
受けて立ち、そつのない相撲を取る。
バタバタしないのが、美しい。




ファイト!

この記事へのコメント

  • あるいる

    満月のあと、十六夜、立待月、居待月、寝待月、更待月、下弦の月と名前を変える月、有明の月なんて風雅な名前をつける日本人の感性は素晴らしいなぁと、がさつなおやじは思うのでありました。
    で、昨日の月の名は・・・と思っても浮かんで来ない情けなさ、現代人の余裕のなさなのか、本物の教養に欠ける証なんでしょうか、さて。
    出会いは難しいものです。
    ドラマや映画のような偶然の出会いはあるのでしょうけれど、稀有な例。
    幼馴染や学校や職場での出会いを結婚まで結び付けて行くのもなかなかに難しい。
    ♪ 素敵なタイミング~♪ なんてのも ♪ ありそでなさそうで、うっふん ♪
    そういえば、姪っ子は合コンで知り合った相手と結婚、さっさと弁護士を辞めて専業主婦になり、いまは二児の母。
    いろんな人生があるものやなぁと高見の見物、です。
    そう云えば、その姪っ子の父親(僕の兄)がちょっと怒っていました。
    さっさと弁護士を辞めるんやったら、国立大学なんかへ行かせへんかった。お前のせいで、誰かひとりが入学できへんかったんやで。
    ま、そんな考えもあるけれど、それを云い出したらキリがないと思ったものでした。
    それよりも、素直に結婚を喜べよ、です。
    娘を手放さす親のひねくれたさびしい思い、なのかもしれません。
    さすが、僕の兄、です。
    それにしても、ちょっと前の家の玄関の広いこと。
    自転車を置いてもまだ余裕です。
    玄関は広いほうがええなぁ、ですよ。
    2021年11月24日 04:22
  • HOTCOOL

    世の中が便利になると出会いの形も変わりますね。
    今日のデートでは手を繋いで、その次は接吻して、そして・・・と昔の男は恋愛のABCを妄想していたものですがね(笑)
    2021年11月24日 04:55
  • とし@黒猫

    昔は、結婚は、家と家が結びつくためのもので、お見合い結婚が当たり前でしたよね。祖父母の時代はお見合いのみ、父母の時代は戦後復興期なので恋愛もあり、今は、皇室も恋愛ですよ。
    時代が変わりました。
    2021年11月24日 11:41
  • snow

    タイミングなんだよな
    これがドンピシャの時は全てが上手くいく
    泳ぎのタイミングは良くても 人生におけるタイミングは
    まだまだ良くなるはずだと言い聞かせ(^^)/
    2021年11月24日 23:59
  • JUNKO

    私は何も知らずにただ「ハイ」と言ってしまいました。まかり間違ったら大変なことに。
    2021年11月25日 18:58
  • hirometai

    tommy様
    今年の3月3日に金婚でした。
    記事を読んで、病んでいる連れ合いを看護しながら大学時代の馴れ初めを思い出しました。色々なことがありましたが、こうして一緒に生きていられることに幸せを感じています。
    神宮のイチョウ並木の紅葉を連れ合いと一緒に歩いたのも懐かしいです。(^-^)
    2021年11月26日 07:38
  • Lonesome社っ長ょぉ〜

    生前の母、それはそれはマッチメイキングのプロでした。
    晩年はゴールインまで導いた数多いカップルの話をよくしていました。
    心残りは孫娘の一人に伴侶を見つけてやれなかったことだと、天国へ
    召されるまで悔やんでおりました。本音はこの私に一番のお気に入りを
    くっ付けられなかったことだと確信しており、ある意味親不孝者です。
    2021年11月26日 07:57
  • あーちゃ

    訪問遅くなりました。今回もじっくり読ませていただきました。
    時代は変わりますね。。どういう風な出会い方があるのやら。
    偶然の重なりで、出会ってお付き合いして、結婚して、、、とりあえず今の伴侶と20年以上連れ添っていて、今のところお互いに不満があろうがなかろうが、もう別れるのも面倒なので一緒にいるってところでしょうか。
    神宮のイチョウ並木。高校時代美術の授業で絵を描きに行ったり、帰り道に通ったりした懐かしい場所です。いいところですよね。なんだか。
    家の片づけ。次に負の遺産も含めて受け継ぐ人が困らないようにすること。大事です。。。うちの両親も色々考えているようです。まだ、その気力があることがうれしい限り。
    2021年11月26日 14:59
  • Inatimy

    両親は同級生でしたが、それぞれに許婚がいたようです。時代を感じますよね。
    2021年11月26日 18:06