妻と一緒に見るとつらいドラマがある。
フジテレビの木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』である。
岡田惠和の脚本が台詞回しに説得力を持つ。
第2話で、離婚を決めている妻(仲間由紀恵)の長いセリフに縮み上がってしまった。
そうなんだよ、そうだろう、分かると、妻がそばにいれば軽々しく言えない。
男たちの分かったフリする罪が深いと知り、なかったことにしたいと猛省である。
ちょっとサイズが大きくなった仲間由紀恵が演じる主婦。
長男が3歳、長女が0歳の時、母親である自分のバランスを崩すことに起因。
察することも分かることも、問題を直視することもないワタル(夫)との回想。
やがて、最後のシーンにて、涙ながらに切々と訴える妻。
時々カメラ目線で、この長いセリフが語られる。
その視線にも、セリフにも、ボクは縮み上がる。
何度も言うけど、あなた個人の問題じゃない。そんな小さなことに置き換えられたくはない。俺の何が足りないんだとか、精一杯やってきただろうとか、やれることはやったはずだとか。違う、そういうことじゃない。私は分からなくなった。2人の子供は可愛くて大好きで、私のこといつも見ていたらしくて、私の顔を見るといい笑顔になって、そんな存在この世界にはいなくて、すごいことで嬉しいし、誇らしいし、可愛くて可愛くて。
でも、でも、私はどんどんおかしくなっていった。私は母という存在以外何もなかった。こんなに可愛い子供のことが、ちょっと嫌になっていった。なんで私は自分を我慢しなくちゃいけないの。何もなくならなきゃいけないの。母というものってそういうもんだよ、それが幸せだよって、周りはそういう目で見てて。自分のことを考えるのは悪いことで、ワタルもどこか心の中ではそう思ってる。でも、私は母として生きるためだけに生まれてきたわけじゃない。
私には私の思いみたいなものがあって、なんで、なんで、それしか許されないの。このままだったら私は、私は、(嗚咽する)。ワタル、あなたのことが嫌だとか、一緒にいたくないとか、そういうことではないんです。私は子供が大人になったら自分に戻るんだって決めて、だから生きて来られて、呼吸することができた。そう決めたから、だから決めた通り、離婚します。お願いします。
(次週に続く/怖い)
この記事へのコメント
とし@黒猫
いや、
平々凡々の典型的な、まだ子育て中の家族の中で、
或る日、突然、妻に、離婚を迫られることは、
生き地獄、考えるだけでも恐ろしいです
離婚届を見たくないし、書かずに死にたい。
自分にだけは、三くだり半はつきつけられないと
信じながら、心のどこかでビクビクと怯えて
生きて居kる人は、多いと思います。
ゆうのすけ
HOTCOOL
退職金貰った時は半分渡さなきゃといけなくなるのかとビクビクしてました。
それ以降、思いやりをもって接しようと思っていますが・・・
kenji-s
arashi
newton
てんてん
shiho
nice!です!